育てたいのは自己肯定感より自己効力感
ありのままの実力
中学校生活が始まるや否や6年生の復習テスト。
初めて自分の学力順位を知らされるという生活に突入する娘です。
私もあの頃を懐かしく思い出しますね〜。
「今回はテスト勉強をしないで挑むんだ」と聞かず、
春休み中は、教科書にひとっつも手をつける様子はなくまじで自分に挑戦したそうな。
先日、その結果を報告してくれました。
「9番目。」
サラッと報告するので、ちょっとビミョ〜な反応で
「お〜、まぁまぁ、そんなもんか…?」と言うと
「え?逆にやる気出るんやけど。自分で頑張ってまた2番3番を目指すんや〜」と軽いやる気に満ちていました。笑
勉強しない自分は果たしてどのくらいの順番(記憶力)なのかを体験してみたかったのだそう。
本人もこの結果をしっかりと受け止めたうえで
付け加えて優越感ではなく達成感を感じたいんだと言い切る娘は、我が子ながら、なんだか誇らしく思いました。
母ちゃんが中1の頃は、惰性でしかなかったので、、笑
確かに、
優越感に浸るよりも達成感を追いかける方が良いな。
そして、今現在ここに価値を置いているというとこは、これは間違いなく自分の力で達成したという感覚や喜びが不足しているという現れでもあるのです。
自己肯定感より自己効力感を育てる
人は誰でも、達成感を味わうことは喜びです。
子供の頃から自分で考え自分で決めて、自分で目標を決めてやってみる。
その通りにいかなかったら他の方法でまたやってみる。
「自分のやりたいことを自分の力でやるんだ!」
これは人間の能力において誰もが持っているテーマのひとつです。
子供も大人も日々同じことをやっているんだけど、社会に出たら学校のように問題を次々と提示はしてくれません。
正解もないし、失敗もない。
何に挑むかは、自分で決めて選び取っていくしかないのです。
もし、大人になっても優越感を自信だと勘違いして過ごしていたらどうなるでしょうか。
優越感は、字のまま優越した気持ちを感じて気持ちよくなることなので、当然
“私には下がいる”という認識から始まります。
では自分の上に誰かがいると「劣等感」を感じるわけです。
“私は誰かよりも下だ”という認識です。
強い劣等感と自己肯定感の低さはセットになることが多いですが、
最近の新しい研究では、自己肯定感が高いのは決していいことではないという研究も多くあります。
自分が正しいと言う気持ちが高まることで、自身の良くない部分や悪い面を見えなくさせてしまうため、自分自身を正しく評価できなくなると言う理由からです。
それは他者を正しく評価できないことにもつながるし、自己肯定感はエゴや勘違いに進展しやすいということにもなり得ます。
「悔しいけれど負けた」と認めること。
その上で
自分は本当はこんなもんじゃないんだ!という思い。
ありのままを知った上で自己効力感で伸ばしていくプロセスこそが大切なんじゃないかと思うのです。
もし劣等感を感じているなら、それは果たして
高すぎる理想を掲げた結果なのか?
本当はそのくらいの能力が出せるはずなのに出していない結果なのか?
「劣等感」って若い頃はよく感じたな〜。というかその言葉が当たり前に耳慣れしていて、ただそう思い込んでいただけなのかもしれないな。
今は、劣等感を感じることも束の間の優越感に浸ることもなくなりました。
人と比べたって上には上がいくらでもいることはわかっているし、
必要以上に下を見ることで得るものは、あまりにも小さいということ以上に、それをしている自分自身の小ささに恥ずかしさを感じます。
自分を信じて「自己効力感」を得る
セッションではその人の認知タイプに合わせたワークで、自己効力感を高めていくことができます。
悩みが深い人は
高い理想を掲げている人はコーチングがおすすめです。
『どんな人にも優劣はない』
心理学のこの考えが好きです。
これから周りもどんどん勉強頑張り、ぐんぐん成績が伸びて、もしかすると歯が立たないこともあるかもしれません。
そこで、どうするか。
母親が口出しすることでも、操作することでもないと思っています。
良い時もそうでない時も、常に娘の味方でいたいと思いました。
「それで、あなたはどう思うの?」
「それで、どうしたいの?」
「なんのために、それをやるの?」
自分にとっても良い質問になりますね!
さて、昨日は親友のために学校を休んだ娘。
「ペット(文鳥)が死んでしまい、悲しむ親友に寄り添うため」だそうです。
一晩考えるように促しましたが、やっぱり朝になっても気持ちは変わらずで、学校へ正直にそのまま連絡し、リモート授業で出たらしい。
ま、自分で考え自分で決めて行動したなら、それで良いでしょう。

私はこのところ頭脳疲労で脳みそも腸もグダグダなので、プロバイオティクス入りのおやつで調整したりしてます。
腸脳相関!汗
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
素敵な週末をお過ごしください♡