食べ物と向き合う姿勢が食に現れてくる⁉︎

 

可愛がると土に馴染む有機種子

雨上がりの朝、久しぶりに購入した有機種子のディルを蒔きました。

 

例年、勝手に大きく成長したディルの種を取り、翌年その種を蒔き、また種を取りそして蒔き…を5年ほど繰り返していたのですが

一昨年に母が亡くなったのをきっかけに、たった15㎡ほどですが畑をする時間が取れず、放置したら…その後、種は芝生に呑み込まれたのか芽を出せず。涙

 

最初の始まり、固定種は少し難しいんです。

良くも悪くも我が強いので土を選びます。

実家は腐葉土たっぷりの黒い土でしたが、移り住んだ土地は栄養分の少ない赤土ベースですから。

 

せっかく我が家の土に慣れてくれたが、もっかいやり直しか〜。

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さて、上手く芽が出て、また馴染んでくれるでしょうか。

 

有機種子、以前は春秋になると店内でもよく販売していましたね。

※お店で仕入れることができますので、気になる方はどうぞ♡

 

運動よりも食事が大事⁉︎

畑の作物に感謝する出来事は、その日もう一件。

 

たまたま通りがかりに「OPENの看板を見つけだんで、寄ってみました」とご来店してくださった新規の方。

年齢は30代半ばくらいでスラっと背が高くショートヘアーの似合う女性。

いろいろお喋りしていると、最近オーガニックや食事に気をつけ始めたばかりだと言います。

何か運動をしているのか聞くと、運動は特に意識してないそうでした。

 

そして、看護師というお仕事柄、健康寿命を意識するようになり、

とある日、元気でピンピンしてるおじぃちゃんおばぁちゃん達に健康の秘訣を聞いたところ、

「ほんなもん、自分の畑で獲れた野菜を食べてるだけやがの〜。」とみんな口を揃えて言うのだと。

 

そして彼女は、

「散歩や運動は特別してなくても畑の食べ物で、あんな風に元気でいられるんだな〜って。食事って大事だな〜って…」

 

実家も含め30年来、畑の経験のある私は、こう答えました。

「畑はアスリートですよ。私はそう思ってます!」

「おじぃちゃんおばぁちゃんが元気でいるのは、もうひとつ、畑という運動かもしれないですよ?」

女性はびっくりした表情で、でもすごく納得してくれていました。

 

実は、畑をナメていた私は、生前母が1人で100㎡もの畑で毎年2回作ってくれていた

100個くらいの玉ねぎや、100本の大根、30個の白菜、小松菜、にんじん、キュウリ、トマト、ナス、ピーマン、パプリカ、カボチャ、里芋、ジャガイモ、ブロッコリー、ビーツ、カブ…をただでもらい、子供ができてからは、ろくにお手伝いもしなくなりました。

ピロール農法というので作っていたので、毎年上手に育ってましたね。

 

「もう食べきれんで作らんといてって〜!」

私に年2回言われても作り続けた母は、健康のために、そして運動のためにやっていたのかもしれないなぁと。

お陰様で、介護もなくピンピンコロリでした。

 

そんな思いも込めて(どんな⁉︎)

ディルの種を蒔きました。ひとまず大きな鉢に。笑

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我が家の畑は、庭の芝生のランナーに侵されもう瀕死の状態まできています。

もはやユンボがないと耕せない。

 

なんでも、失くした時に知る有り難さ。

母と畑を失くしたけれど、感謝の気持ち、畑の有り難みが残っています。

いつかまた私も畑アスリートになるのでしょうか☆

 

 

有機肥料よりも、どんな種かを意識する

さて、有機種子3つの基準は、

  1. 農薬を使っていない化学肥料を使っていないこと
  2. 採取後の種子に消毒をしないこと
  3. 遺伝子組み換えをしていないこと

そう、種は日々改良研究がされていて、昔から変わらないものを見つけるのは困難。

市販ではまず無理でしょう。

 

個人的には自然栽培推しです。

自然であることに越したことはありません。

“行き過ぎた有機栽培”は、あまり選ばないようにしていますが、

この辺りは人それぞれ信じるものがあるでしょうから、自由に決めてもよいと思います。

 

そんな中、ここ数年で畑を始めた友人から

無農薬無化学肥料の野菜をいただきました!

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スナップえんどうは、さっとグリルし2年樽仕込みの古式醤油だけで。

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甘〜い♡

玉ねぎは、鶏胸肉ミンチと豆腐のそぼろ丼に。

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またある日は、ゴロゴロ野菜の煮物を

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「食べれる権利」と「残さない義務」

娘の小学校では、自分が食べれる分だけ(自分の能力を知る)をよそって食べ切るそうです。

 

食は日々目に見えてわかることなので、意識しやすい反面、当たり前になりやすいです。

身体を管理するにも、心を整えるにも、日々意識することが明日の習慣をつくり上げます

 

皆さんは、畑。やっていますか?

生産者の見える野菜を買って、残さず使い切る食べ切ることで『ありがとう』を実践していきたいですね。

たとえ生産者に見えていなくても、その姿勢が自分の心に、そして家族に伝わるのだと思います。

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。