当たり前や、たったひとつの答えにこだわらない

ある日の夜

「今日、音楽の時間でケンハやったんやけど、ケンハが見つからんくて、〇〇ちゃんのケンハを…」

母ちゃんは、そのギョーカイ用語で派遣のこと言うてるみたいな“ケンハー”がなんのことやら見つかりません、、笑

 

聞くと鍵盤ハーモニカ=ケンハらしい。

それ、ピアニカって言わんのか?もう今は。

 

で、先日のラボは「聞き取り調査による方言記述」

なんか楽しそうですね〜♪

 

“当たり前”や“答え”はひとつではないという捉え方

このところ金属に50tの力を加えてひっぱり実験したり、音を周波数ごとに目で見たり、電子制御の仕組みを見たり、乳化剤の実験など。

高専なので、物理・電子・機械が多く小5女子には少々難しい内容だけど、実験や研究が見れるなんて夢のようで…母ちゃんは羨ましくて仕方がない。

 

ほぼ男子向けの内容な気がするけど、20種以上の選択講義がある中で、

何かと趣味傾向が合うのか、毎回のように娘と一緒になる中学2年生のお姉ちゃんがいて仲良くさせてもらっているみたい。

その子もラボ入校のきっかけは、小学生の頃から自分で実験したり研究したりするのが好きだったよう。

実験・研究といってもスライムつくったり色水つくったり、だそうですが。

 

さて、課題提出のプリントを見てみると…

なるほど!納得

先生が福岡出身の方で、『ケン・キラン・レン』の違いを教えてくれたそうです。

「ピーマンは食べキラン

「ラーメンは食べレン

の違いわかりますか?

私はきっと、ピーマンは好きではないから食べ切ることができなくて

ラーメンはお腹いっぱいでもう食べれない

ではないかと思いました。

 

正解は“能力があるかないか”だそうです。

「ピーマンは大嫌いで全く食べることができない

「ラーメンは食べれるけど今は食べれない

なのだとか。

面白いですね!

 

変わってお題の福井弁。

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『忘れテンタ・起きテモタ・飲んデモタ・割っツンタ』

福井県民のこれは他県民にとってはチンプンカンプンだそうな。笑

 

確かに私も20代の頃、東京や大阪で仕事をすることが多く、福井にしばらく住んだことのある人が必ずといって良いほど振ってくる話題は

「福井の子がよく言う“ツンタ”って、あれなぁに?」と、からかわれたものです。

 

同じ日本語でも日本全国、本当に何言ってるのかわかりませんよね〜。

京都に住んでいた若い頃、犬しか飼ったことのない私は同僚に

「猫って主人が仕事で留守の間どうしてるの?」と聞くと

「寝てはるわ」と返ってきました。

動物にご丁寧に『〜してはる』がめっちゃツボったのを覚えています。

 

東京では、いい年こいたオッサンが「だよね〜」とか「なっちゃうよね〜」と話すのをとてもキモイと思ってましたし、、笑

 

ちなみにワタシ、関西弁など使ったことがないのに、なぜか若い頃から(現在でも)

「サチヨサンはもともと大阪の方ですか?」と聞かれることが多分20回はある。

関西のオバチャンぽいのかしら…、聞き返すと雰囲気だと言われます、、

いつも福井弁なんですけどね。

 

馴染みのあるものが自分の中で勝手に“普通”になっているだけで、人の数だけ“普通”があると思えば、コミュニケーション以前に頭の中であーでもないこーでもないと悩むことの小ささが伺い知れます。

 

この辺りも、my organicのセッションでは学ぶことができるので、結果的に

怒りの導火線が長くなる

落ちる段差が低くなる

自分にも非があったかもしれないと思える

どうりで悩みが減って器が拡がるわけですね☆

 

あれから1年

昨年は8周年で、ご来店全てのお客さま用にと『自然栽培リンゴ』のプレゼントをご用意し、間も無く母が亡くなり、お渡しできなかったことが残念で仕方ありませんでした。

 

早いもので、母の一周忌が終わりました。

親戚のいない私たちは、母娘2人でこぢんまりと法事です。

 

実家仕舞い、お墓仕舞いも順調に終わり、

生まれ育った場所や、今後はお盆のお墓参り行事も無くなりますが、いつかは誰かがやらなくてはならない残された人の責任だと、私がやり遂げました。

 

今年は無事に9周年を迎えることができました。

大好きなお客様方から、たくさんお祝いの品や温かいお言葉をいただきまして、本当に本当にありがとうございます♡

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皆さん口々に「もう9年も経つんやね〜」と。

そして、母の一周忌にと、お花を届けてくれた方も。
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いつも元気いっぱいでご来店くださるTさん。
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そして偶然にもTさん、とTさん。

オーガニック野菜がカゴに可愛く盛られていました♡

何か新しいことを特別しなくとも、いつも心新たな気持ちで挑んでいれば、違ったものの見方もできるし感じ方もできます。

コロナ禍でまだ“いつも通り”とはいかないだろう…と思いつつも、

いつも通りとか、これまでのように、という当たり前や思い込みの方が、むしろ違和感を感じるこの1年間でした。

 

母と父と祖母に、そして先祖に恥ずかしくない生き方を続けていこうと思います。

10年目はどんなmy organicにしようかな♡