演じた自己実現風と自己実現
子供の頃によくある、将来なにになりた〜い?
「お花屋さんになりたい」「私はケーキ屋さん」「僕は消防士」「YouTuber」
夏休み、児童館に通う娘は、もう5年生なので低学年の面倒を見に行っているようなもの。
ある子に将来の夢を聞いたら「歯茎職人になりたい」と言ったそうです。
どんなんやそれ。笑
そんな子も、生きていくうちに様々なきっかけをもらい右へ左へと現実を進むようになるのでしょうね。
楽しみです。
あるきっかけで自分が変わった
人は生きていると途中で人が変わったようになることがあります。
「学生時代はぜんぜん目立たなかったのに社会人になってから」や
「大人しい子だったのにあの彼と出会ってからは」や
「あんなにモテてたのに今は普通のオジサン」とか⁉︎
これはちゃうか。
「やっと本当の自分に会えた!」
「これが本来の私だ!」
これまでとは違う自分を表現し、気持ち良い感覚を味わった時に誰もがそう思います。
当店でも、
「ヨガに出会ってオーガニックに」や
「病気を患って自分の健康管理に」や
「人生に行き詰まってコミュニケーションのセッションに」など
何かをきっかけに自然やオーガニックに寄り添い生き始める人が多いです。
それはつまり“もうひとりの自分”の発見。
「就職してからアレルギー体質に」
「挫折した後だらしない性格に」
「顔パンツ生活でノーメイクに」
も“もうひとりの自分”です。
なにが言いたいかというと、
もうひとりの自分が本当の自分ではなく、あっちもこっちも本当の自分であるということ。
そして、それは顔パンツなんだと自覚すること。笑
人の突然の変貌は、周りも驚かされることが多いですよね。
それが個性の範囲なのか?どこか行きすぎた表現なのか?は、
見る人の人生背景によって解釈がガラリと変わります。
そもそも人は評価に振り回されがちだということ。
また、人というのは、自分ができないことをやっている人を見て勇気をもらったり、脳が快感を得るのも事実。いつだって刺激が欲しいんです。
私のほんの小さな一例ですが、
過去に3年間目標に向けて頑張ったので、兼ねてからやりたかった親子留学を実現させたことがあります。
7ヶ月かけて準備をして、1ヶ月間お店を閉めたんですね。
それは、my organicとしてもやりたかったことで、自分を生きることの表現でもありますが、反応は面白く様々でした。
そのひとつに「思い切って仕事を休んで親子で海外!いいと思う〜Sachiyoさん!」と言ってくれる人たちがたくさんいたこと。
これは自分でも驚き☆
数ヶ月後には「サービス業しているのに1ヶ月も休んで海外で遊ぶなんていい身分ね〜」と何度かまた聞きすることがあったのも事実ですけど。
その辺りは賛否両論があって当然でしょう。
それは、ずっと我慢してきたことなのか?
いえ、おそらくずっとではないです。
例えば、表現して相手の反応を見聞きする、発信して周りの反響を見聞きしているうちに、我慢していたことに自分で気づくのが流れであって、
またそうやっているうちに自分自身の内側にあるヤル気や可能性に気づくのですが、
これを大袈裟にいうと“自分探し”と言うんだと思います。
では、
自分探し→自分見つけ→自分表現。
できてますか?
自分表現できてこその自己実現。
見つけた自分を現さないで、どんな風に実現したと言えるんでしょうか?
それはもともといた、もうひとつの自分
うん確かに
でも、どうしてもうひとりの自分が出てくるの?
『もういやになったから』
これまで周りに合わせ、世間に合わせ、社会に合わせてきたのは、
子供の頃から無理に親に合わせてきたからかもしれません。
今まで周りに順応してきた自分に大きく逆らって
ようやく自由を手に入れた!
やっと本当の自分に会えた!
これが本来の私だ〜!
というのは一時的な発散かもしれないのです。
それは、単に自由という言葉を乱用して反抗していることもあるからです。
若い頃の自分もそうだったように。
あっちがだめならこっちいってやる〜、と
不器用に両極端で生きているだけなんですね。
本来の自分とは、おそらく中庸の自分。
足りている自分を知って現状の中に満足を見つけ出すことや
持っていない自分かもしれないけど挑戦する勇気のことなんだと思います。
よく学習塾やアスリート育成のコーチングにおいて、
「隠れた才能を探す」といいます。
おそらく正確には、生まれてこのかた隠れたままで才能が出ていないのではなく、
生後数年間の中で、子供を思い通りにしたい親から成長の芽を摘まれたり、
または、そんな親に逆らうことができずに萎縮してしまった結果、才能を萎ませるしかなかったのでしょう。
実際に子供の言動に“ヒント”は多く、
能力の土台はみんなそれぞれ確かにもっていて、出せるかどうかは周りの大人の関わり方に大きく影響されてしまうものなんです。
そうして、いつの間にか大人になってしまったよ〜、、汗
ひとつの自分だけを演じて実現させたことはいずれ壊れていく。
そう感じています。
マインドセッションでは、“子供と大人”の複雑な自分の動きを、自分では間違いなく気づくことのできない心のカラクリを通してワークしていきます。
※ワークといってもスピリチュアル要素いっさいなし
my organicの役目は、
決断した人を支え導くこと、自分の持っている技術の範囲内で。
そして技術は必ず磨かれていくもの☆
極端な表現が本来の(ありのままの)自分とは言い切れない。
そう思う話でした〜。
自分でデザインしたmy organicのロゴ⬇︎
内側グリーンも外側パープルも、どっちも自分を表しています。
この心を生涯かけて大切にしていきます。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。