「何を伝えるか?」ではなく「どう伝えるか?」が活かせたような話
伝えたいことが伝わらないもどかしさって、ストレスでしかない
もどかしいと言えば、
私はこれまで、乏しい語学力でよくまぁ海外へ行ったものだと思うのですが、
こちら側が、相手の英語(単語や言ってる意味)が理解できない素振りを見せると、別の言い回しで何とか伝えようとしてくれる人もいれば、一生懸命に同じフレーズを3回4回と繰り返す人もいます。
日本語でも、就職して間もない頃などは敬語以外の謙譲語や尊敬語が混ぜこぜで、語彙力もなく上手く伝えられない。
日常でもまた、仕事の役割が違うと40代になっても、チンプンカンプンな世界があります。
そう、行政や、いわゆるお役所仕事に疎い人って少なくないのではないでしょうか?
ましてや相続大仕事となると人生一度か二度の経験ですよね。
行政書士と司法書士の違い、会計士と税理士と税務署相談の違い、土地家屋調査士と不動産関係わかりますか?
恥ずかしながら私はこの歳になるまで、その違いをぼんやりとしか、いえ、ほぼわかっていませんでした。
この30年で、祖母、父の相続を適当に流れで済ませ、今回は母の死と続き、いよいよたった一人になったことで、これは私の責任と課題。
誠心誠意やり抜こうと軽い(考える余地もなく当然でという意味)気持ちで決め、11月末から定休日返上で頑張ってみました。
調べるほどに、理解するほどに、質問が出てくるもので…
『知らぬは一生の恥、聞くのはいっときの恥』と言いますが、変なプライドなんぞ、ひとっつも気にならない私は、もともとバカだし、勉強しなくちゃ永遠に世間知らずのままなだけ。(バカの事実にも気が付かなくて良いけど)
ひとまず市役所へ。1階2階窓口たらい回し、は想定内。
郵便局では、局員さんのうっかりミスで4度手間、最初の2回は想定内。
JAの書類記載は30枚超え、銀行や生命保険はマイナンバーでスイスイと2度手間想定内。
行政書士分野は面倒なことが多かっただけで難なく終わりました。
にしても法務局の人は、ひってもんに怖いです!汗
普通の人なら自分の努力を、これまでのほほんと生きてきた自分という人間を、丸ごと否定されているようで、二度と関わりたくないと逃げるか心が萎えるかもしれません。
あの厳しいハードルが超えられず皆さん専門家に丸投げするらしく、司法書士さんですらもドキドキらしいのです。
いわゆる「いらっしゃいませ要素」を全く含んでおらず、というか備える必要もないんでしょうけど、局員は終始無表情で尋問&命令口調。
何をそんなに怒りたいことがあるのか⁉︎
パーソナリティタイプ6つの資質が、まぁ偏ってるのなんのって。笑
とはいえ、Sachiyoスイッチで対応したので、司法書士分野も終わりました!
まさに、怒りの導火線は、磨き鍛えることで随分と長くなる。
逃げ道を残しておくと、いつでも逃げたくなる
相続の得意な熟練の税理士さんには、「それにしても早い!」「ようやったね〜、私の人生でも二人目ですわ〜」とお褒め(半分呆れ)のお言葉をいただきました。
「これだけガッツのある人はそういない」と。
ほとんどの方は「難しいし面倒くさい」とか「そういうことは苦手だから」とギリギリまで放置したり、無理解なまま丸投げするようなんです。
そこに自覚のない無知な私。
ってことは?
なるほど私は、たまたま頼れる人が一人もいないからという理由だけだと気づきました。
やれるのは後にも先にも自分しかいないんだから。
やること自体はとても簡単なことです。(あ、いえ、そういう意味ではなく…シンプルに)
思考の偏りタイプがあるとするならば、チクチクプンプン要素を持つ人たちへのコミュニケーションさえ、自分の心を折らずにできれば、やり方自体は教えてくれるので誰にでもできると思いました。
つまり、自分が「何を伝えるか?」ではなく相手を立てて「どう伝えるか?」を考えてみる。
相手側は常にPからCなので、CからPもしくはAで上手くリセットしました。
彼らに禁止令があるならば“楽しむな”とプラス
“絶対に笑ってはいけない”かな。
最初は思考が止まるほど怖かったですけどね〜。
若手門前払い担当のMさん、ワンマン相談員のMさん、ですが、中身はドSさん。。
今日は、これくらいにしときましょう。
終わってみれば、爽快。
こんな機会を与えてくれた母に、そして微量なりとも自分の能力を引き出してもらえたことに感謝しています。
苦手意識は誰にでもあるもの。
苦手と言って逃げ続けていれば誰かが助けてくれるもの。
どんなことも思い込みを捨ててやってみることで、自分の能力が確実に発揮でき何かが膨らみます。
自分が苦手だと思っているのは、
果たして、実践としてのスキルなのか、コミュケーションスキルの方なのか。
今一度振り返ってみてはいかがでしょう?
今回の相続手続きは、実母と父と先祖への敬意を込めた上で自分でやりたくてやりましたが、素人だけに強い向かい風ではありました。
先に出た、お国関係専門職の方々をリスペクトするのなら丸投げが良い判断かもしれません。
まだ序盤ですが、2022年は、できる限り整理していきたいと思っています。
なにはともあれ
苦手意識は、言い訳だよって実践編でした〜。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
あれから登記官の気持ちを知りたくなりました。
どんなお仕事も、適材適所で素晴らしい!
https://houmukyoku.moj.go.jp/fukui/page000281.pdf