栄養、薬、思考?何が人の性格を変えていくのか?
性格は変わるのか?
そう言えばこの疑問は、私が24歳くらいの時にある人から簡単に「変わりますよ」と即答されたことに始まります。
「東洋医学」と「メディカルアロマ」で足踏みし「形態心理学」を学んでいた時です。
資格も取りいろいろマスターし、担当の顧客数十名と本気で向き合い5年が経ち10年が経って、
「ぜんぜん変わらんやん!」これが、当時の私の答え。
ヒポクラテスもアーユルヴェーダも、世界中には様々な気質や性格に関連する学問があるけれど、部分的に変わっても変わったと言えるほどではない。
「ほんとや!」となったのは随分と後になってからです。笑
そもそも性格はどこでつくられているの?
身体のどこなのよ?
食べ物?それとも考え方から?
腸から栄養が漏れるリーキーガットというのがあります。
皮膚に起こるとリーキースキンといい、
リーキーブレインなら脳漏れ⁉︎
いや、脳は漏れませんが栄養素の活動が問題となるようです。
解剖学を学んでいた時、人の身体は全体のバランスだとわかっていながらも、切り刻んで学んでいかないことには進まない。そのくらい情報が多すぎる。
肝臓が要、いや腎臓も大事、副腎だって、腸も、皮膚も、脳は難しいから後回しに…といきたいところですが、
間も無く、脳科学と精神医学と心理学が重なってきます。
これは〇〇科となるわ〜。
言い換えれば“ホリスティック”ほどボヤっとしたものはないのいかもしれないな。
もっと頭が良かったら、お金があったら医者になれるかもしれないのに…な〜んて思いながら、その階段を登ろうという野心は微塵も出てこなかったな。笑
栄養療法で脳の活動が変わっていくのなら、性格も変わると言えるのでは?
さて、脳にとって大切な栄養素はブドウ糖ですが、
脳神経を円滑に働かせるためにはビタミンB群がとっても大事です。
ことB6、B12は『伝達物質』のためにも十分欲しいところ。
ストレスにさらされているならビタミンCも欠かせません。
当然副腎に持ってかれるので脳まで届けようと思ったら多めに必要。
そもそも脳細胞の原料にはタンパク質が必須だけど、
脳自体は50%が脂質からできている以上“アブラ”の影響はかなり受けやすいはず。
脳の衝動性や調節をきかせるために亜鉛は大きな役目を担っているし、
有害ミネラルの蓄積もまた心配。
アルミニウムやマンガン、銅などが溜まりすぎていると、ある行動の調整が難しくなったり…
そういや性格の前には…と続きます。
性格を表現するのに、行動の前に言葉があり、言葉の前に思考があり、思考の前に価値観があり、価値観の前に思い込みがあり、思い込みの前に…。
そもそも原料は栄養素。
??元戻ってるやないか!と気がつくのを
何周も何十周何百周も繰り返しています。
ただ、これらに影響を与えるのは結局のところ血液脳関門(BBB)を通過するものによって大きく左右されるわけで、
ここBBBを簡単に通過できるものには、アルコール、カフェイン、ニコチン、抗うつ薬、mRNA、スパイクタンパクなど、わりにやっかいなものばかり。
なのに栄養素はなかなか通過できないんです!
※腸脳相関もあり
内側に気質と体質があり、その外側に性格と状態がある
いろんな研究やエビデンスによると、人の性格の20%くらいは受け継いだDNAや気質が占めており、
残りの80%くらいは、周りの“あらゆる環境”と後の生活習慣によってつくられていくようです。
あらゆる環境とは、住んでる場所とかそういうことも含め、衣食住の諸々、宗教、仕事、交友関係、どんな大人に影響されてきたか、自分の意見が通る場所はあったか、自分の得意な能力は出せているかなど、それはそれはいろいろです。
付け加えるとしたら、
時間を一時停止できないのに、常に進行している人生という時間軸の中で、身体のある部分だけを改善していくのは不可能です。
全体を捉えながら、進む方向の先をいつも予測しながら歩んでいかないといけないのです。
子供が、川に流した笹舟が、わずか100m先に“予定通り”流れてこないことをゴネるのと同じように、大人がゴネています。
もちろん人生は笹舟100mレースなんかの繰り返しでは終わらない、もっともっと長い。
例えば、『毛髪ミネラル検査』や血液検査結果で、体内ミネラル状態と栄養素の動きを考察してみると、性格傾向がよく現れています。
逆に、『パーソナリティバランス』では、脳の栄養状態や活動、体内ミネラルバランスがよく推測できるものです。
性格を変えたくて体内栄養素を変えたわけではないのに、身体の中が変わったら性格が変わることがよくあります。
脳に届くものが違ってくれば、何も不思議なことではありません。
何でも新しいものの本質は人体実験ですが、新しいワクチンでいったい何が変わっていくのでしょう?
脳内のどこに取り込まれるか?で症状が違ってきます。
相関性はあると仮定し、できることをやっておきましょうね!
つまるところ、なんやかんやどれも大事なんでしたー。というお話。
内科、胃腸科、脳外科、心療内科、歯科などチョン切って分けていては、不健康さんがたらい回しであることは明らかで、
「そこをなんとかしろよ〜」という話ではなく。
自分自身がそこをしっかりと理解していれば、
自分に今、何が必要で何がどうでもいいことなのかがわかってくるでしょう。
思い通りにならないことを何かのせいにしていないで、
それもこれも人間社会の営みにとっては必要なんだと納得させ、コントロールできないことは諦めることも大切だと思いました。
※分析結果は公表されているものです
自分や、我が子や、大切な人が、自分のことをコントロールできなくなっていったら、とても悲しいな。
それにも気がつかないなら幸せなのかな。
こうして、あーでもないこーでもないと考えながら書いていると思います。
頭の中にある脳が様々な思考を生み出してはいるが、思考というものは単に、思考で究極の答えを出せないということをただ教えてくれるだけなんだと。
思考の世界は常に逆説に囚われたままだし、自分自身がその思考に囚われてしまうと行動できなくなる。
自分や性格や人生を変えるには、行動し実践するしかないのだと。
習慣にすることで自分の生き方が出来上がるんだと。
過去と他人を変えることはできないが、未来と自分を変えることはできるはず!
正しい判断で自分に正直に生きたいですね♡
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。