無意識の自覚
staff-22先日、ちと肌寒い曇りの日に、娘が通う小学校の公園走大会がありました。
「皆さんも、自分の力を、しっかりとコントロールして、気持ちよく走って欲しいと思います。」
校長先生の、開会式の締めくくりの言葉。
“自分をコントロールして”と、3回くらい言われてました。笑
我が校の校長先生、人間力も、やる気も、色々と多分すごいんです。（よく存じ上げませんが確実に感じます）
私が日頃からとても尊敬している校長先生なので、
短くて簡単な言葉ですが、とっても心に響きました。
考えてみると、自分自身のコントロールって、小学校の頃が一番できていた気がします。
食べて遊んで勉強して寝て。
（ご飯作ってもらって、片付けてもらって、みんなしてるから勉強して、今日も1日が終わって寝て）
日々の生活自体がシンプルな時は、両親や兄弟姉妹にこそごちゃごちゃ言われるものの、考えることはほぼ自分のことだけでいい子供時代。
私たちは大人になるにつれて、次第に考えることが増えきて、気がつくとマルチタスクを求められるようになります。
学校と部活、勉強と習い事、社会に出るとその会社の方針や怖い上司やこれまで出会ったことのないタイプの同僚、そして旧友との距離感、趣味と遊びもしたい。
さらに結婚すれば、赤の他人との共同生活に加え子供ができると次々と数えきれないほどやることが増えます。
独身ならそれはそれで、とりあえず今は結婚しなくてもいいんだと正当化するための理由付けのためにも、さらなる勉強やキャリアアップや転勤など、、
どの道それなりに“自分を忘れる”きっかけが多くなるんじゃないでしょうか？
大人になるにつれて、自分の時間がどんどんなくなっていく、忙しくなっていく。
（ジジババはこれに含まずとして。笑）
忙しいとは、心を亡くすと書きますね。
心を亡くした中で見つめる自分自身は、果たしてそれでいいのでしょうか？
納得のいく本来の自分とは程遠いように見えるはずです。
その虚しさに今度は、自分の不甲斐なさとして凹んでみたり、まだまだ努力不足だとさらに時間を削って我を忘れるほど頑張り続けたりする。。
ぜんぶ自分で決めたんだけど、、決してコンディションのいいとは言えない思考力では、やり方と努力の方向性を間違ってしまうことがほとんどです。
自分自身をうまくコントロールできない。
そんな自分って情けなくない⁉︎、、そのフラストレーションは目的を変え、今度は他人をコントロールしようとします。
自分をコントロールできない人にとって、他人をコントロールするだなんてうまくいくはずもなく、もっとイライラしたり不安になったりします。
また、他人からコントロールされることも息苦しく感じるもの。
全く心地よく思わないのに、嫌だと言えない自分がいる。
我慢は、努力は、報われると信じている？？
子供の頃に抱いていた夢はともかく。
昨今、SNSに常に監視されるプレッシャーの中で生きていくことが、他人の目を気にすることとして、悪循環から離れられなくなっているのかもしれません。
書店に溢れかえっている自己啓発ものからみても、ヨガやスピリチュアルに、ワークショップやリトリートなど。
自分のコントロールを実現（再現⁉︎）することが、生きる上で大きな目的となっている人が多いようです。
我が娘は、公園走大会3日前、くだり坂で追い抜いてきたクラスメイト避けるために、急激にスピードを落とした際、足首をひねったようで、あれだけ気合いを入れたのに本番には出れず見学。。涙
練習であまりにも本気で力を出しすぎたようです。
まさに自己コントロールの大誤算。笑
現代に生きる私たち人間にとって、最も幸せなこととは。
『自分の時間を自由に使えること』だそうです。
その先にある自由を手に入れるための我慢と努力ならともかく、
自分をコントロールして、他人を巻き込まず、気持ちよく人生を歩きたいですね！
そのひとつは、
自分の無意識に意識を向け自覚すること。
先週末は、娘のお友達を預かり2日間のホストマザーごっこ。笑
遊んでランチして遊んでディナーにお風呂にと、一緒に楽しみ、爽やかに心地よく疲れました！
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