あれがキュービットだったとは。
あまりにお天気だったので、午後から思い立って『年縞博物館』へ行ってきました。
三方五湖にある水月湖は、偶然に偶然が重なった奇跡の地層らしいですよ!
7万年間途切れるとこなく積もり続けている泥の地層は、世界でもここだけだとか。
泥に含まれるプランクトンや鉄分、花粉や火山灰などを分析していくと、当時の気候はもちろん気温や降雨量、火山活動や生態系の変化などがわかるそうです。
小さい頃から今でも、山の断面があるとついつい地層を見てしまいます。
小学生の頃は家に帰ってくると、とりあえず適当な棒を見つけては裏山へ行き、葉っぱをめくり石をめくり、土の匂いや色の違いに気が付いてはその理由を見つけだすことに必死になってました。笑
そして、雨や雪の日は、越前市の地図を見たり福井県の地図を見たり日本地図、、なぜか夏休みがくると図鑑を見たくなる子供でした。
中学生の頃は、数学や英語の授業中でも気がつけば世界地図を永遠と眺めているし。
高校生に入ってからも、理科と言えば…化学でもなく物理でもなく、迷いまくった生物を蹴って「地学」を専攻していた私は、地層や宇宙が大好きになりました。
??、、言われてみると今も、人の身体や心に刻まれた“経験という地層”を筋肉の記憶としてカウンセリングやセラピーで見ていますね、、
※ちなみに、理数はかなり成績がよかったです!なのに文系を選んでしまった私。笑
ってなわけで、“世界のものさし”と言われるほど有名な、水月湖のその年縞をいっぺんちゃんと見たかったんです☆
小1時間で到着♪
思ったよりもこぢんまりとしていて、雰囲気もいい。
予想以上に専門的。
そして、到着するやいなや、どこかの中学生団体が課外授業できていてダブルブッキング状態。
早く進まないと、、汗
案の定、背後から終われるプレッシャーに集中力散漫の私。
二階へ上がると。
おおおーーー!!
かの有名な7万年分の水月湖年縞は45m分!すべて展示してあります。
こんな感じで、同じような断面スライスが45m。
せせ…専門的すぎるではないか。
「へぇ〜、地滑りなんかもこんな風に残ってるんだ〜。」
「あぁ〜、この白い部分は火山灰⁉︎なるほど確かに!」
「ふ〜ん。火山灰な…地滑りな…ほんで大噴火!火山灰な…」
ほぼほぼ火山灰と地滑りしか入ってこない。。
いやいや、もっと奥深いんですよ。きっと。
次第に、とろろ昆布の断面にも見えてきます。
むむ、これは噴火しすぎです。
あかんあかん。
気を取り直して反対側へ。
とはいえ、中学生たちがガヤガヤしてるので、習ったはずの記憶は思い出せんわ、難しい説明文は読んでも入ってこんわで。笑
いいぞ、次第に展示物が化石やネアンデルタール人や恐竜ものも出てきた。
花粉粒子の特大模型に豊臣秀吉の枡ってか⁉︎
この年縞ものさしがあれば、出土した恐竜の骨や土器やミイラまでなんでも、いつの年代かがわかってしまうなんて、本当に面白い!
水月湖年縞の大切さを改めて知りました。
とっても難しかったけど、行ってよかった!
なにげに勉強になったのは、終盤の「身体スケールとものさし」
あ〜、『前へならえ』って、そういうことか。
古代エジプト人の指先から肘までの長さがキュービット!!
今朝、山を走っていたら、いましたよ。
ゆうに“束”をこえるくらいの、ナメクジ!
「わたし、髪の毛キュービットくらいまでのばしたい〜」
くそー。娘に先に使われたかー。笑