与える影響力は意外に大きいんです
私がまだ20代半ばの頃、心理学を学び始めた時に『エニアグラム』という9つのパターンからなるコーチング分析学を勉強したことがあります。
1・完璧を求めて改革を行う人。
2・人のためになりたいと助ける人。
3・成功を追い求める人。
4・自分の世界で生きていく人。
5・知識を生かし分析する人。
6・忠実な人。
7・熱く生きたい人。
8・挑戦する人。
9・とにかく波風立てず平和に生きたい人。
思考系、感情系、本能系、という風に分かれていて、1つのタイプにはっきりしている人もいますが、いくつかのタイプを持ち合わせている人も少なからずいます。
これは脳内のセロトニン、ドーパミン、ノルエピネフリンの状態によって思考・使う言葉・行動が左右される…いわば性格形成の深い部分にあるところ。
ちなみに生まれたばかりの子供は、偏りはあるもののほぼすべてのタイプを持っており、その後の言葉かけや習慣、食事傾向、教育方針などにより可能性を排除されていきます。
また、自分の哲学ができるきっかけとなったものには、大乗仏教の根本思想があります。
眼識、耳識、鼻識、舌識、身識、意識、末那識、阿頼耶識、と8つの”識”があり、後ろ2つの潜在意識、これら無意識というのは自分をつくり上げていく材料となり得ます。
若い頃はスピリチュアル&思想派(オラクル、タロット、アロマや深層心理など)の方が勉強も楽で楽しかったのですが。
現在はどちらかというと地に足つけた理論&実用派(総合心理学、量子力学、禅など)の方が好きです。単に難しいから面白いだけかも知れませんけど。。
さて、例えば、人の上に立つ人には大きく2つのリーダータイプがあります。
①自分と同じやり方を要求して同じ結果を出そうとする独裁的支配者タイプ
②自分とは違うやり方で人の得意な部分を引き出し強い実行力を持つ友達タイプ
前者は海外で支持されることが多く、後者は日本で支持される傾向にあるかも知れません。
どちらがいいというのではなく時と場合による。が正解かも知れませんが、時と場合を良きタイミングで“読む”ためには、上司が常に体調不良や脳内神経伝達物質の分泌に異常な偏りがあるようでは困るのです。
最近はビジネスアスリートという言葉もあって、いわゆる「仕事ができる人」になるための腸内環境改善の必須性や、脳を鍛えるために運動をすることがいかに重要かを謳っているものも見かけます。
先日、保育園のママさんたちと、合宿やXmas会についての打ち合わせ&反省会をしました。年長さんにもなるとかなりの具合で気質性格の基礎が仕上がってきていますが…ちょっと気がかりなことも多いのです。
子供たちが仲間を尊重していても、大人を尊敬していない。
どこの保育園・学校にもあるでしょうが、先生と子供の、または先生と先生の関係性と信頼性の問題点のいろいろです。
部下を育てる、子供を育てる、旦那さんを育てる…!?
いいずれにしても人を育てるということは簡単ではないはず。
でも、とりあえず自分のエゴを横に置いといて、その人の未来を、その先を見据えることができないのなら、まずは自分自身の問題を解決するよう(イライラするならそれは相手ではなく自分の問題)挑んでいかないと、周りの人は“発言パワー”のある人に(力関係により)どんどん振り回されるハメになってしまうのです。
経営者になる前は、まったく分からなかった、分かっているようでわかってなかったこと、分かる必要がなかったかもしれなない…。
けれど、カウンセリングを積み重ねる度に、現場で働く人には理解しにくい優先的に大事なことがいかに多いかということに気づきました。
人を育てることは、ある意味洗脳である。
厳しいだけではだめ。大人にも子供にも『答え』を言ってしまってはいけない。
考える力、考えるチャンスがなくなってしまうから。
褒めて伸ばす。とか、愛とムチとか。いろいろ言うけれど、私が一番思うのは…?
ユーモアなくして人は育たない。ってことかな~と感じているのです。
あと、言えない人はどんなに揺さぶってもより一段と口を閉ざすもの。
言いにくいことも言える関係づくりが、上に立つ人間にとって一番最初に学ばなければならないことではないかな~と思いました。
相手の言いたいこと、聞き出せていますか?
この度、福井県池田町で悲しい事件が起きてしまいましたが、、なんでも事件は起きてからでないと動けない今の世の中。なんとも言えない気持ちになりますね…。
ご家族やご友人などすべての関係者様にお悔やみ申し上げますと共に、亡くなられた生徒さんのご冥福をお祈りします。