雛祭りの美しい思い出
ちょっと出先のお宅で、驚くことに、とても懐かしいものに出逢いました!
それは、今は無き子供の頃に飾っていた『5段飾りのお雛様』にソックリな雛飾り!
引き込まれるほどの美しさ☆
思わず写真を撮りまくり。でも、どれだけ見ても細部まで本当にソックリなんですよね~。
私のは、昭和12年生まれの母が子どもの頃ですら、明治40年生まれの祖母から受け継いだという、一人ひとりが手のひらサイズの古びたお雛様でした。
でも、この再会したのはとても綺麗♡なんで!?
それで、毎年この時季になると思い出す、ちょっと変な話があるんです。
私の生まれた実家は、まさに”田舎の大きな家”
無駄に大広間があり風通しが良く、夏は涼しいが冬は我慢地獄。
真冬の外は0℃!なのに私の部屋も0℃!?という。笑
そんな寒~い座敷に、毎年節分が終わると恒例の5段飾りお雛様を出すのが、当時の私の楽しみでした♪
あの頃ですら、3人官女の手はグラつき、大臣の弓かなんかは既に紛失し、5人囃子の髪はハゲ散らかってましたね。笑
でも、大事に大事に箱からそ~っと出し、3月になればまたそ~っと紙に包んではバッチリ元通りにしたものです。
そんな作業をしなくなった13歳。
中学生ともなると「お雛様はもう子供っぽいし~」と、飾ることをやめてしまったんですね。
そして2年目も。でも、ちょっと気がかりだったのを今でも覚えています。
すると、ある夜から毎晩、箱の中でお雛様たちが泣いている夢を見始めたんです。片付けたままの段ボールがあるあの場所の映像まで夢に出てくる。。
何夜何夜も続けて見たので、試しに母に言うことにました。
私:「ちょっとぉ!お雛さんが夢に出てきて泣くんやけど!」
少々クレームっぽい口調は反抗期のためです。笑
母:「は?ほんとけ!?なんやのほれ…でも…ほれはかわいそうやなぁ~、ほやけどアンタももう高校生になるしのぅ。使わんのならどんど焼きで燃やした方がいいかのぅ?供養してあげよっさ、のう?」
私:「うん…ほの方がいいと思うわ。忘れんといてやっ!」
(おまえがや!笑)
という訳で、翌年に供養しました。
当時も、今思い出しても、不思議とまったく怖くないし、それは当然でしょう。としか思えない。
供養しようね、と話したその夜から夢も見なくなりました。
思春期&反抗期真っ只中の春。私はそんな体験をしたことで、見えない何かはきっとあるのだろうな…と思ったのでした。
きっとこれから娘も同じように反抗期を迎え、お雛様を忘れ去るかも知れない。その時が来たら話そうっと。
今年も『お雛様お寿司ケーキ』作りました♡
娘大大大喜び!私も早く食べたいな~♪
ピンクソルトとアップルビネガーのみの酢飯に、冷凍しておいたビーツのピューレでピンク色、グリーンはホウレン草ピューレで。
ホルモンフリー鶏ミンチを古式醤油・ココナッツシュガー・ジンジャーパウダー・ガーリックパウダー・黒ごま油で煮て、北海道産の天然イクラをトッピング☆