オーガニック認定あるある
今日、“オーガニック”という言葉を聞いたことがない人はもうほとんどいないでしょう。
もし、オーガニックに興味があるなら知っておいてほしいなぁと思うことがあります。
“オーガニック”の中で「このオーガニックは中身も本当にいいものだよ」とか「このオーガニックは名前だけで中身はそうでもないよ」と見分けられる人ってあまりいないのではないかと思います。
前者のオーガニック製品を購入したいなら、まずは必ず『organic認定』の商品でないといけませんよね。オーガニックと書いてあるだけでは何の証拠もありません。
オーガニックの基本的なイメージは?
ナチュラル、天然100%、無農薬、無化学肥料、除草剤や殺虫剤を使用していない、合成化学成分や香料も入ってない、一切の添加物が入ってない、とかでしょうか。
でも、その素敵すぎるイメージ。本当に本当なの!?
実はオーガニックというのは、とても複雑な仕組みになっています。
まず最初に、と~っても大切なポイント!
①使われている原料や材料など、いわゆる『物』がorganic”認定”であること。
②organic認定の物を扱う企業、いわゆる『人』に対しての”認証”があること。
この二つが揃っていないと、“おかしなオーガニック製品”が仕上がってくることになります。
おかしなオーガニック商品とは?
よくあるのが、例えば原料のカカオはオーガニック栽培だけど、オーガニックでない乳化剤と砂糖が添加された「オーガニックチョコレート」や、原料のラベンダーエキスがオーガニックだけど、オーガニックでないトコフェロールやフェノキシエタノールが添加された「オーガニック化粧品」など。
世界の認定機関が、オーガニックだよ。と認定している製品は、ある程度の審査に基づいてふるいにかけられたもの。
ですがここでまた一つ問題が、この大切なマークを与えるための基準。
国ごとに基準が違うのです。
例えば、一見厳しいと思われがちなヨーロッパのエコサートやBioマークは90%が自然由来であればよくて残りの10%以上がオーガニックであればよい、アメリカのUSDAマークは95%がオーガニックでありnonGMO(遺伝子組み換え不使用)でないといけない。
言い換えれば、90%が化学合成や香料を使っていて、オーガニック原料でなくてもオーガニック認定を受けれるのです。
変わって、95%がオーガニックで残りの5%も自然由来で化学合成やGMOは一切使用してはいけない(ここ大事)。更に栽培においても環境を破壊せず、サスティナブル社会(持続可能な社会)のことを第一に考えたオーストラリアの機関。トータルで一番厳しいACOマーク認定です!
そして日本は…言うまでもなくゆるゆるな現実です。
自分がオーガニックだと思えばオーガニックと謳うことが可能な国なんですね。
先程も出ましたが、日本で一番多いのは、良いオーガニック原料(①)を見つけても、それを取り扱う人(②)がよく分かっていないため、ごちゃごちゃと違うものを混ぜ込んでしまい、結局は一般的な商品となんら変わらない「とりあえずオーガニックもの」をつくり上げ、しかもJAS認定やJOCO認定などを受けられるのです。
信じられない差です。
国民の意識によりここまで違ってくるんですね。。がんばれ日本人!
まずは環境のために、毒性の高いシャンプー(洗浄系)や化学調味料をやめてみませんか?
先日ついでに入荷した「organic white wine♡Dark chocolate」
今年も頑張った自分へのご褒美です♡
まるでスパークリングかのようにシュワッとはじける感覚!素敵なワインです。
なので、今回のお話のように、オーガニックワインでも様々なものがあるんですね~♪
※そろそろオーガニック講座しようかな。笑