酸化防止剤と防腐剤
今日は、皆さんにちょっと残念なお知らせがあります。。
この度、長らくご愛顧頂いていたある商品の取り扱いができなくなりました。
この秋、保健所より、その商品成分に「エリソルビン酸」の表記もれがあったことの報告が輸入元本社へ入ったそうです。
日本ではキャリーオーバーシステムがありますし、それ自体は特に問題ではありません。
注意していただきたいのが、この「エリソルビン酸」とは、発がん物質「ソルビン酸」(ソルビン酸K)などの仲間ではありません。
エリソルビン酸は、私たちが普段から手にする口にするスーパーなどの加工品には、ごく一般的に酸化防止剤として使用されています。
また、有毒なソルビン酸の方もまた、一般的に売られているドライフルーツやスムージードリンク、瓶漬けの食品、ワイン、チーズ、漬物、ウインナー・ハム、かまぼこ・ちくわ、菓子類、シャンプー、化粧品全般など様々なものに添加されています。
このソルビン酸は、加工した食品はすぐに腐ってしまうので、それを止めるためのもの。いわゆる防腐剤ですね。
特に「亜硝酸塩」との相性は悪く、細胞の奇形率を高め、発ガンを促進すると言われています。
ショックですが、有毒であるにも関わらずオーガニック食品にもよく入ってるんですよ!
オーガニックな食材を使い、不安定で質の悪い油脂と一緒に加工したうえに、酸化を防ぎたい!賞味期限をもっとのばしたい!ってな具合で混入するのです。
それが、よく雑貨屋さんに並んだりする"オーガニック商品"の現状です。
で、そんな怖いものではなくてですね~。
エリソルビン酸はアスコルビン酸など、酸化防止のために添加されるビタミンCの仲間で、人体に大きな影響はなく、多くのオーガニック食品、オーガニック加工品に分量の差はありますが、当然のように添加されているもののひとつです。
(健康度合いによってはお腹が緩くなるので、私個人的にはできるだけ避けていますが…)
ですが、今回の件で輸入元本社は、今後この商品の輸入契約までをやめ国内販売を中止することに決定しました。
素晴らしい決断だと思います。
全くmy organicも同意見ですし、“オーガニック認定”であることだけでなく、正しい情報の公開と信頼性にこだわらなければ、本物のオーガニックには出逢えませんからね。
現在、日本国内では、どっと流行っては一時的に供給が追い付かなくなるという現象がブームです。
そこに乗っかるオーガニック業者の方が断然多いです。
アーモンドミルク業界なんかがいい例です、、(苦笑)
でも、そうなると、当然これまでの"高品質"を保てなくなり、とにかく仕入れをあちこち探しては、食材の絶対量確保のため品質の低下もいた仕方ありません。。味に大差なければすべてよし!ってな!?会社が大きくなれば従業員も増えその他もろもろ…ね。
本当にこだわっている会社は、供給の上限を知っています。
この1年間、スーパーフード各種を含め、コールドプレスオイル各種などにも情報のアップデート(健康作用への疑問視)が続いており、私もちょうど商品の見直しを行っている最中の出来事だったので驚きました!
my organicはこれからも、オーガニック認定というだけでなく、高い基準にこだわっていきたいと思っています。
今後も、このようなハプニングだけでなく、健康作用においての疑問が重なる商品につきましては、同じように商品の終売・変更を行いたいと思っていますので、皆様のご理解の程よろしくお願いいたしますm(__)m
※商品は店頭でご案内しています。