腸の話、その1
9月になりましたね~。朝晩の冷え込みもなかなかのものですが、皆さん早くも風邪などひいてませんか?
私個人的にはですが、9月や10月の間には、夏の疲れからどれだけ身体を回復させ、これから迎える冬に向けて体調と免疫力を整えられるかによって、その冬の過ごし方が大きく変わってくると思っています。
例えば、風邪をひきやすかったり長引く人、それから諦めがちな冷え性、インフルエンザや胃腸炎で酷く悪化する人とそうでない人がいますよね。
これって免疫力や回復力とか血液力とかとも言います。
さぁ、この秋が分かれ道です!
なので、ちょっとだけ免疫力にかかわる腸の話をしたいと思います。
難しく考えずザックリとね。
(※専門的に見たらツッコミどころ多いんですがそこは…ね。)
まず最初に、私たちの肉体は約100兆の細胞の集まりです。
細胞膜は主に脂質で作られています。のちにここ大事。
では、免疫細胞はどこでつくられているのでしょうか?
ハイ正解です!腸ですね。
腸にはいろんな働きがあって、食べたものの栄養吸収以外にも、入ってきた菌やウイルスなど、身体に入れたくないものを入れるか入れないかを判断する窓口となります。
で、よく免疫力が弱い。というのは?
窓口で働いているプロバイオティクス(善玉菌)とかいう従業員たちが「こいつ入れる?ど~する?」「う~ん、よぉわから~ん」「大丈夫じゃね?」とかもさ~っと仕事をしているので適切な判断がうまくできておらず、本当は入れたくないものを見逃してしまったりするんですね。ある程度は仕方ないです。
そうなると外部者をやっつけるための免疫戦士が総動員されてやっつけにかかるんですが、この役員の力にも限りがあります。あまりにも仕事が山積みだと、手が回らなくなり能率も下がってしまいます。
※戦いすぎて訳わからんくなって敵じゃないものを攻撃し出すのが、食物アレルギーやアトピーなど。その重症が自己免疫疾患。
それでもどうにもならないと酷い下痢を起こさせて、一気に体外へと出そうとします。これも身体を守るための正しい反応です。
結果的に本来ならばやっつけなければならないものが体内に残ってしまい、その外部者が腸内を荒らし炎症を広げ、更に炎症で弱った腸内細菌叢の環境では、また更に悪玉菌が大喜びで増え始めるというスパイラルに陥るのです。
免疫力はこの最初の段階にいる従業員にしっかりと働いてもらうこと!
でも、タダでは私たちに都合よく働いてくれません。
なぜなら、この我が社の従業員たちは私たちが赤ちゃんの頃、いえ、お母さんのお腹の中にいる時から私たちがお婆ちゃんお爺ちゃんになるまでずっと、そうず~っと働きっぱなしなのです。有給休暇もロングバケーションももらえないのです。
この肉体がどんな風に一生を過ごしていくのか?大切な人生の友なんですよ☆
だからこそ、可愛い腸内細菌さんたちを労わってあげましょう♡
(※子供の免疫力のお話しはまた次回にでも!)
ほんで、どうするかっていうと。
腸内細菌さんたちに気持ちよく働いてもらうために、雇い主が頑張って知恵を使うのです。
末永く良い仕事ができるようちゃんと教育するために、質の良い”ごはん”を食べてもらい、環境を整え、適度に休憩を与え、でもダメな時もある、そんな時はリセットを早めに行い、ボーナス支給も弾む☆
それでも追いつかない時には一時的な派遣社員を雇います。
後は、例えば毎日の食習慣を見直すことでもできます。
まずは快便コントロール。
腸内に(体内に)炎症があると、どんなに良いものを取り入れても健康作用がわかりにくいものです。
リーキーガット保持者ならなおのこと。
そんな人は慌ててステップアップしない方がいいです。まだ、そのステージまで来ていないんですね。
そんな人は基礎調味料などから見直してみてください。
この辺で、なんと。次回に続く。