理由があって生活の軸にしている考え方を理解する
ムスリムが愛するハラル認証フード
美味しい新商品がまたいくつか入荷しました。
以前大人気だったナシゴレンペーストが悲しくも終売してしまい、代わりになるピリ辛奥深調味料も見つけました♡
今日は、
イスラム教徒について
宗教の違いや理解も深めたい
という人に読んでみて欲しいと思います。
イスラム教徒で食や生活のベースになる『ハラル』
ハラル認証を受けるには、国内に認証団体が30、海外も合わせると300もあるそうです。
1960年代に他民族・他宗教国家であるマレーシアに始まりました。
時代と共に輸入品や加工品が増え、何が安全なのかが判断できなくなってきたことから、国の開発庁(JAKIM)がチェックをし、ムスリムが安心して食品を購入できる制度を導入。
インドネシアでは、宗教省(BPJPH)に置かれる団体の規定で、同じくイスラム教に基づき審査されます。
2024年10月以降は、全ての食品、日用品に取得の義務化が実施されるそうですよ。
認証機関はどこを選べばいいのか?は、自分たちの目的や予算などのハードルで決めれるそうで。
一見厳しめの印象があるイスラム教ですが、予め逃げ口も用意されているという解釈もできますかね。
ま、当店が認証を申請することは120%ないと思いますが…
神から「食べられるもの」をあらかじめ許可されています。それがハラルフード。
許可されていないもの、つまり「食べられないもの」はハラスフードです。
考え方を生活に取り込んでみる
ざっくりとムスリムは豚肉、アルコールがタブーとされています。
牛や鶏は食べられますが、細かくは、いつどこでどうやって処理されたのかが明確でないものは“死んだ肉”なのでダメらしいのです。
調べるてみると、初期の時代はお酒はOKだったらしいのですが、ムハンマドの弟子がお酒を飲んで酔っ払って礼拝に来て、そこでコーランを間違って読んでしまったそうなんんです。
それで飲酒後の礼拝が禁止となり、仕方なく礼拝後に飲酒をするようになったんですが、結局人は酔っ払えばろくなことをしません。喧嘩や暴力が起こりそれが上層部に見つかり、最終的に飲酒は“悪魔の行為”となってしまったんだそう。
「死んで天国に行ったら、酒はいくらでも飲める」
ということで、現世ではアルコールを完全に禁止しているようです。
文化人類学などが大好きな私は、そこからorganicへより深くハマっていったと言っても過言ではありません。
生まれ落ちた土地がそれぞれの宿命であり、その土地で自我を発達させてきたことで、その後の生き方はどこの大陸へ行ったとしても支配され先導されていきます。
生き方や食生活に一貫性が持てることは、辛く縛られることもあるけど自身の助けにもなります。
あたりまえなことですが、手に取る商品が
どこの誰が何のために?いつどうやってどんなルートで?このような食品や製品に加工されてきたのか?
がわかっていると安心感や信頼性が高まるものです。
古い時代から続く違法に密猟で採られた動物の一部や、違法な児童労働によるファストファッションものが私たちの日常に少なからず今も蔓延していて
何も知らずにTVの簡素なドキュメントとして見聞きしては「悪いことする人がいるなぁ」「うわぁ怖い怖い」と流されて終わってしまうことの方が多いのですから。
食もしかり。
ハラルフードやハラル食品、ベジタリアン、ヴィーガンなど世界には様々な理由でそれを生活の軸にしている、人生の拠点としている人が存在することを理解したいし尊重したいと思っています。
ほぼ無宗教国家に近い日本人によくあることらしいのですが、
何かに出逢えばそれを取り込み、何かに感化されればそこに染まり、また何かに覚醒すれば自分が神の子でもあるかのように勘違いしていくことがあるといいます。
規則やルールは窮屈に感じることもありますが、秩序がないのはむしろ不安なことが多いのでしょうね。
たまに当店にも、外国の方がご来店されます。
アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、ロシア、トリニダード・トバゴ…など。
開店当初から数年は、よくこんなご質問をいただきました。
「これは豚肉は入っていませんか?」
「これはヴィーガンですか?」
「私は〇〇を食べることができません…」
みんな日本語が上手すぎて何も問題ないですよ。笑
決めてもらいたい漠然とした不安
世界のオーガニック認証を管理する機関は、ハラル認証に比べるとおそらく格段に厳しいものだと思いますが、
認証機関や管理のための規定や条件には、その理由を示すまたは開示することが必須義務です。
現代の私たちは
「その理由は何なのか」
「その根拠はどこにあるのか」
「それで何を回避できるのか」
何でも明確にしたがりますし、またそんな社会が少なからず秩序をもたらしてくれます。
古くからある宗教は、大きなものも民族の中にある小さなものでも、必ず信者への戒めが存在しています。
そしてある共通点が存在しているといいます。
イスラムは神
キリストは神
仏教は釈迦
これらの共通点は『理由を示さない』ところ。
戒めのその理由を聞かずに心を授けるマゾヒズムってなぁに。
占い師を信じて疑わない
風水の掟を信じてその通りにする
厄年は向上心をもたなくてもいい
それはつまり
「疑ってはいけない」
「その通りにしなくてはいけない」
であり、希望的な「だったらいいな」も奥で期待しています。
そうでなくてはいけない何かが自分の中に明確に存在することをむしろ自分が一番よく知っているからだとも思いました。
自分を信じないことや他者を信じないこと、あるいは特定の他者を信じすぎることは
食べ方や体質や性格傾向にも現れてきます。
逆から見ると、それは宗教観でもあり哲学にもなりうるかと。
宗教も哲学も心理学も
つまりは同じものを扱うということでしょうね。
心豊かな自分を生きるために
今回は、ハラル認証のグラノーラがあまりに美味しすぎたので、再度勉強してみました。
トロピカルで予想以上に軽い食感♪
しっかりと出どころがわかっている管理された食べ物で、自己管理も活き活きとしてきます!
ついでにライスペーパーでバニラアイスを包んだら、雪見だいふくを超えてきた件
これはおすすめです!!
さて、先日お休みの日に免許更新へ行ってきました。
6連チャンでゴールドカードもらえました。
思えば父や母の教えがここにも。
『ルール守れない人間、ルール守れない人に他罰的な人間であるな』
一旦停止
スマホ見ながら運転しない
見込み発進しない
だろう突っ込みしない
割り込みされてもはいどうぞ〜
ぶっ飛ばして追い越したって2分も変わりゃしないんだし。
安全運転の自分にありがとう☆
の1日でした。
皆さんも、日頃自分はどんな考えを軸にして生活をしているのだろうか?物事を決定しているのかな?
など、今一度書き起こしてみてはいかがでしょうか。
きっとご家族から受け継がれたものがあると思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
素敵な週末をお過ごしください♡