怖い気持ちを持った上で、それでもあえて行動するといい

人生で二度と使わない説

1年ほど前の宿題にて、コンパスで上手に丸が書けないのをコンパスのせいにして文句たらたらが止まらない娘に、

母:「まぁ、私はコンパスなんて大人になってからいっぺんも使わんけどね…」

ご乱心の小学生を安心させるために、言った一言。

 

その後、

割り算がイヤでしょうがない娘は、筆算の時も泣きながら1〜2時間かけてやってた時期があり、「こんな割り算なんて大人になってから使わんやん!」

母:『う〜ん、割り算は使うかな〜。みんなで食事行って割り勘する時とか大事やで〜』

娘:「計算機あるやん!」

母:『あるな。』

 

保育園時代の5年間、さくらさくらんぼ保育だった娘は、年中〜年長さんから跳び箱をやっています。

厳しめの先生にくる日もくる日も跳び箱をさせられたことで、泣きながら保育園やめたいと訴えていた時期も、、

“ぜったいにできなければならない”訳ではないけど、毎日毎日やるんです。

『成長を祝う会』のお披露目に向けて。

 

あの時は精一杯気持ちに寄り添ったけど、最後まで先生のお尻持ち上げ補助がないと飛べなかった娘。

綺麗に飛ぶことはやり遂げれず、だけど、恐怖心を騙し騙し、とっても頑張った結果でした。

 

「跳び箱なんて大人になってからぜったい飛ばんやん!お母さんが仕事で飛んでるの見たことないし!」

また始まりました。連日「人生に跳び箱いらない説」を訴える娘。

もうすぐ11歳、体操や学校の先生になれば大人でも飛ぶことはあるだろう。

 

きっと納得しないので、さすがに母ちゃんなりのウンチクを説明してみましたよ。

母:『なんで跳び箱を飛ぶんやと思う?』

娘:「知らん・・・」

母:『確かに大人になってから仕事で使うことはないんやけど…。好きじゃない跳び箱に挑戦してることで、いろんなことが成長するんやで』

 

怖いと思うものに立ち向かう勇気

怖いとわかっていて向かっていく自分の勇敢さ

苦手意識に甘えて最初からできないと決めつけない自分

やらないと言って逃げない自分

周りの子たちの挑戦する勇気を見て自分も流れに合わせてやってみる度胸

何度も飛べないことに繰り返し挑んでいくうちに恐怖心が和らいできてリラックスする瞬間がある自分

不恰好に飛べたこと

不恰好に飛べたならもう少しカッコ良く飛べるかも⁉︎

あれ?飛べた!

できないことに繰り返し挑んだことで少しづつ心と動きに変化があって、ちっちゃな自信になった☆

てなことを自身の小学生時代の経験談を思い起こしながら話ました。

娘は黙って聞いてました。

翌日、縦開脚8段まで飛べたので、次は閉脚跳びになったらしい、、

 

挫折感は早い方がいいかもしれない

怖いけど挑戦しようとする気持ち

やってみて達成感を味わう

できた現実の自分が今ここにいる

 

怖いからやらない行かないのではなく怖い気持ちを持った上であえて行動することの方がより重要であることを自覚すると、

レーニングの先に大きく育つものがあります。

セッションでとても大切に考えている部分のひとつです。

 

母:『嫌なこと、苦手なこと、できないことを乗り越える心の逞しさをつくるんやで。

なんでもひょひょいとできてしまう子は羨ましく見えるかもしれんけど、苦しんで乗り越えた経験が少ない分だけ、諦めが早くて飽きっぽくなったり自信がつかんかもしれんな〜。わからんけど。どう思う?』

娘:「お母さんはどうやってたの?つま先が引っかかりそうで怖いんやけどどうしたらいいと思う?手をつかんとけば飛べるんやけど…。」

たくさんの意見交換をして、

そのうちなにか納得したのか落ち着いて、猫のおもしろ動画を見始めました。笑

 

例えば、

知らない友達に声をかける勇気や、ごめんと自分から謝る勇気。

好きな子ができたら告白する勇気や、嫌なことを断る勇気。

対人コミュニケーションに勇気を持てない人って、もしかすると、子供の頃から勉強や運動が“それなりに”ヒョヒョイとできてしまったことが、一役買っているのかもしれません。

コミュニケーションが上手い下手ではなく。

 

ちなみに私は、嫌いな体育の授業ワースト1位「跳び箱」でした。笑

跳び箱は大の大の苦手でした。(つま先引っ掛けて顔面強打したクラスメイトの鼻血を見てから)

2位「バスケットボール」(冬のかじかむ手で突き指を繰り返した経験から)

それでも、なんとかやり抜きましたが。

 

過去の事実を確かめながら生きるよりも今を生きる

小学生の頃、そんな“弱っちい”自分の頃、

本当は泣きたいけど堪え、逃げ出したいけどそこにいて、挑戦を褒めて欲しいけど何も言ってもらえず、家に帰って話を聞いて欲しいけど耳の遠くなった祖母しかいない。

実際にはそうだったかもしれないけど、

今、子供の頃の自分がかけてもらえなかった言葉を我が娘にかけることができる幸せを味わっています。

 

自分がされたことをするのは簡単。

自分がされていないことに気がつくのは難しい。

自分がされたかどうか考えたこともない無意識が常識や価値観の、ミスコミュニケーションへと。

 

なんだかんだ、二度とやらない経験そのものでも今となっては、度胸ができたとか、恐怖心のコントロールができるようになったことなどに大きく変換できているなぁと思っています☆

 

子供の勇敢な姿を、先生でもいいしコーチや監督でもいい。

だけど、できれば実親が話を聞いて共感してあげれるといいですね。

 

「そんなのできてあたりまえ」だとか「〇〇ちゃんには、そんなのできないよね〜」とか、「なんでできないんだ、こうやれああやれ」と口だけで指示したりしていては、もったいない。

 

個人の能力は、いろんなものでブレーキがかかってしまいます。

自分の持っている可能性を拡げることができたら、言葉も行動も人生も、様々な彩で展開していくに違いありません。

相手を信じれない人は、まず、自分自身を信じるように訓練していきましょう!

 

さて、先日の散歩にて、

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おっきな竜の目玉

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屋根から落ちてきたガラスのように薄っぺらい氷

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プラバンでキーホルダーづくり。

時間の許す限り、とことん子供に付き合う週末です♡

 

今週末のmy organicは6(日)15:00〜17:00の営業です!

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。